こんにちは。

昨日の記事で、太陽星座の動きを見ていくと、私たち1人1人の個人の意識や価値観がどのように変わっていくのか、知ることができるよ!とお伝えしました。

この記事の目次

出生図は私たちの可能性を示唆している

西洋占星術で私たちの性質や運勢を見ていくとき、基本的には、生まれた瞬間の天体配置図(出生図)が一番重要ではあるのですが、年齢を重ねるとともに、星を少しずつ動かした「進行図」で、成長の経過を見ていくこともできるのですね。

出生図は、私たちの持って生まれた可能性を示唆しています。
それをどう使っていくのかは私たち次第です。

伝統的な西洋占星術の解釈では、星の配置の良し悪しに言及していたりもするのですが、そんなふうに見てしまうと、自分を枠にはめてしまうことになるのでね。

どんな星の配置だろうと、それは私たちの魂が、その瞬間を選んでこの世に生まれてきているというふうに考えると良いと思います。
それは、私たちの個性であり、星の配置が暗示するような事柄を経験し、そこから学びたいから、それを選んでいるのだと思うと、本当に奥深くて考えさせられるものです。

あなたの太陽星座は何座の何度?

さてさて。
昨日お伝えした、太陽星座の動きによって私たちの意識も移り変わっていく、というお話。これは、細かく占星術のことを知らなくても、自分の大きな意識の流れを知ることができる画期的な方法なのでね。
知っておいて損はありません。

で、いくつか事例を挙げながら、みなさんが使いこなせるように、ちょっと詳しく説明しようと思います。

こちらのサイトでは、自分の生年月日を入れると、出生図(ホロスコープチャート)を自動で作成してくれます。

ホロスコープチャートを作成すると、天体位置表の一覧が出てきます。
その一番上に、太陽の星座と度数が書かれているので、それを見てくださいね。
ちなみに、12度30分などの場合は、13度として考えてください。(度数は繰り上げます)

出生地や出生時刻は不明でも大丈夫ですよ。
※ただし、出生地や出生時刻が正確に分からない場合は、チャート上の星の位置や、ハウスは正確なものではないので、それは参考にしないでくださいね。

例1:6月2日生まれの人の場合

6月2日生まれの人の、出生時の太陽は、ふたご座の12度にあります。
1つの星座は30度。30−12=18ですね。

18歳まで    ふたご座
19歳~49歳  かに座
50歳~80歳  しし座
81歳~111歳 おとめ座

こんなふうにして、価値観や意識が移り変わっていきます。
でも、中心にあるのはあくまでも「ふたご座」の価値観ですね。

人生全般を通して、特に18歳まで強くあるのは、知的好奇心を満たしたいという欲求や、おしゃべりしたり何かを書いたりしてコミュニケーションを取ることに対する情熱ですね。

そして、19歳~49歳までは、かに座の性質である、安心できて自分を守ってくれるような場所を求めたい気持ちが強くなりそうですね。それが「家庭生活」や「子育て」ということに意識が向けられそうです。

50歳からは、しし座の性質である、自己顕示欲が旺盛になり、自分を表現することに喜びを見出すでしょう。まわりを引っ張っていくリーダーとして活躍するかもしれませんね。

例2:9月22日生まれの人の場合

9月22日生まれの人の、出生時の太陽は、おとめ座の29度にあります。
1つの星座は30度。30−29=1ですね。

1歳まで     おとめ座
2歳~32歳   てんびん座
33歳~63歳  さそり座
64歳~94歳  いて座

こんなふうにして、価値観や意識が移り変わっていきます。
でも、中心にあるのはあくまでも「おとめ座」の価値観ですね。

この人の場合は、本来の太陽はおとめ座ですが、2歳からすぐにてんびん座の意識も入り込んでくるのですね。
意識の変化を感じるのは、33歳以降になりそうですね。

基本的には、おとめ座的な、細かいところまで目を配って義務や目標を果たしていこう、という気持ちが強い人ですね。やるなら完璧に、という感じで計画性もあるでしょう。

2歳~32歳は、人と調和することを学んでいくでしょう。交友関係が活発になって、人間関係を通して自分が磨かれそうですね。

33歳~63歳までは、さそり座の特質が出てきますね。どちらかというと気持ちは内面に向かっていくでしょう。なにかひとつのことをとことん追求したり、特定の人との人間関係に気持ちが集中しそうです。

64歳になると、いて座の自由で楽天的な気質が加わって、気持ちが外に向かいそうです。今まで知らなかった世界に冒険に出かけたいというような気持ちになるかもしれません。いずれにしても、自由に動き回ることになりそうです。

例3:12月30日生まれの人の場合

12月30日生まれの人の、出生時の太陽は、やぎ座の9度にあります。
1つの星座は30度。30−9=21ですね。

21歳まで     やぎ座
22歳~52歳   みずがめ座
53歳~83歳   うお座
84歳~114歳  おひつじ座

こんなふうにして、価値観や意識が移り変わっていきます。
でも、中心にあるのはあくまでも「やぎ座」の価値観ですね。

人生全般を通して、特に21歳まで強くあるのは、社会的に有能であることを目指そうとする性質ですね。目標達成のためには禁欲的になれるし、努力することを厭いません。

22歳になると、みずがめ座の気質である、個性を活かして自由に生きたいという気持ちが出てきそうですね。

53歳になると、個人的な社会的成功に興味が薄れてくるかもしれません。自分だけが満たされるよりも、社会全体にどう自分が貢献していくのか、ということに気持ちが向いていきそうです。

女性星座から男性星座への変わり目は変化が大きい

という感じで、3人のサンプルを見てみました。

もちろん、私たちは太陽星座だけで生きているわけではないのでね。これが全てではないですよ:)

でも、太陽星座が変わるときは、人生に2,3回やってくる大きな節目であることは間違いないです❣

ちなみに、女性星座⇒男性星座へ移行するときは、より気持ちが外に向かう感じになって、自分の意識の変化も分かりやすいのではないかと思います。
何かが吹っ切れたような気持ちになったりね。

例)かに座⇒しし座、さそり座⇒いて座、うお座⇒おひつじ座

男性星座は、おひつじ座、ふたご座、しし座、てんびん座、いて座、みずがめ座
女性星座は、おうし座、かに座、おとめ座、さそり座、やぎ座、うお座

12星座はいろんなふうにグループ分けができるのですが、これは一番グループが少ない、2つに分けるやり方です。

男性星座は、気持ちが外に向かっていて、能動的な性質です。自分中心の考え方をし、自己実現を目指そうとします。

女性星座は、気持ちが内に向かっていて、受動的な性質です。人とのつながりやまわりの環境が快適であることを重視します。