こんにちは。

今日は、西洋占星術で運勢をどうやって見ていくのか、というお話です。

不特定多数向けか個人向けか

「運勢を予測する」という場合、大きく2つに分けられます。

1つは、テレビや雑誌などでお馴染みの、「今日の運勢」とか「今月の運勢」などという、不特定多数に向けた運勢を見ていくもの。

もう1つは、個人の出生図(ネイタルチャート)をベースにして、その人の運勢を予測していく、というものです。

みなさん的には、もちろん後者の「個人の運勢予測」の方が興味ありだと思いますが、その説明の前に、まずは前提となる「惑星の動きの速度」を知っておく必要があるんですね。

西洋占星術で使う10個の惑星は、それぞれホロスコープ(12星座)を1周する速度が違うんですね。

10惑星がホロスコープ(12星座)を一周する速度

 太陽 :1年   (1つの星座に約1ヶ月)
 月  :約29日 (1つの星座に約2日半)
 水星 :約1年  (1つの星座に約1ヶ月)
 金星 :約1年  (1つの星座に約1ヶ月)
 火星 :約2年  (1つの星座に約2ヶ月)
 木星 :約12年 (1つの星座に約1年)
 土星 :約29年 (1つの星座に約2年半)
 天王星:約84年 (1つの星座に約7年)
 海王星:約164年(1つの星座に約14年)
 冥王星:約249年(1つの星座に約20年)

1つの星座の滞在期間は、単純に12で割った数字にしています。

※「水星」以降の惑星(「太陽」と「月」以外)は、逆行(地球から見ると後ろに戻っているように見える状態)を繰り返しながら進んでいくので、各星座への滞在期間は、実際はかなりバラつきがあります。

この惑星の動きの速度の違いが、運勢予測する際にはポイントとなってきます。

まずは、不特定多数に向けた運勢を予測する場合、どのように見ていくのか、惑星の動きの速度と合わせて見ていきましょう。

短期的な運勢(テーマ)を見るには

「太陽」から「火星」までの惑星は、短期的な運勢を見るのによく使われます。

よくある「今日の運勢」や「12星座の今日のランキング!」などは、「月」の動きを見ているんですね。

「月」は、1つの星座にだいたい2日半滞在して次に移動していきます。
どんどんスポットの当たる星座が移り変わっていくので、毎日の運勢などを見るときにはちょうど良いのですね。

「毎月の運勢」は、「太陽」、「水星」、「金星」、「火星」を複合的に見ていくことになります。

「火星」は1つの星座に約2ヶ月ですが、それ以外はだいたい1ヶ月なので、これまた月運を見るのにはちょうど良いのですね:)

その惑星が入った星座にはスポットが当たったような感じになります。
どんなスポットなのかは、惑星のカラーによるんですね。

水星なら学びやコミュニケーション、金星なら喜びや楽しみ、火星なら情熱や行動、といった感じです。

そして、その影響力は、惑星が入った星座が一番受けることになります。

さらには、同じエレメント(火・地・風・水)の星座には良い影響があり、同じ行動タイプ(活動・不動・柔軟)の星座には、ちょっと注意が必要かな、というように見ていくんですね。

中期的な運勢(テーマ)を見るには

中期的な運勢を見ていくには、「木星」と「土星」の動きに注目します。

「木星」は、約1年かけて1つの星座を移動します。
だから、「年運」を見るのなら、「木星」を見るのが一番なんですね。

ただ、「木星」はきっちり1月1日から、などと、ちょうど良い区切りのところで次の星座へ移行していくわけではありません。

つい先日、10月11日から、「木星」は「さそり座」に移動しましたが、1年のうちでも結構中途半端なタイミングで移っていきます。
なので、年運を見る場合は、「木星」の切り替わりのタイミングで、若干内容も変わってくるでしょうね。(スポットのあたる分野が変わる、という感じです)

そして、もう1つ中期的な運勢を見るのに最適なのが、「土星」です。

土星は、約29年かけて12星座をぐるっと一周します。
なので、1つの星座には約2年半、滞在することになります。

「木星」が「発展的なテーマ」を教えてくれるのに対して、「土星」は、「時間をかけてじっくりと取り組むべきテーマ」を示唆しているんですね。

その ”じっくり” が、だいたい2年半というスパンになっています:)

長期的、超長期的なテーマを見るには

さて、残りの「天王星」、「海王星」、「冥王星」になると、かなり長いスパンで1つの星座に滞在するので、なかなか私たちは意識しづらくなってきます。

「天王星」は約7年、「海王星」は約14年、「冥王星」にいたっては約20年も1つの星座に滞在するので、その影響はリアルタイムではなかなか意識しにくいんですね。

この3つの惑星の影響は、個人への影響というよりも、世代や世相に反映されたりします。

「海王星」や「冥王星」は、大きな時代の流れのようなものを作り出す、という感じでもあるんですね。