こんにちは。

今日は、ヒプノセラピーとはなんぞや??というお話です。

「ヒプノセラピーやってます」と言っても、すぐに理解してもらえないことが多くて、さらには「催眠療法なんです」と言うと、「睡眠?私、いっぱい眠れるよ!」とか、「えええ?催眠術??」とか、そんな返答をいただくことが・・・(゚∀゚)

確かにね、「催眠療法」って言われても、なんか怪しそうって思うのが人の心理かもしれない。どんなものか、みんな知らないからね。

ということで、今日はヒプノセラピーのさわりをちょっとお話ししてみますね。

この記事の目次

ヒプノセラピーって?

そもそも、この「ヒプノセラピー」という言葉、どんな意味なんでしょうか?

「ヒプノ」というのは、hypnosis(ヒプノシス)=催眠(状態)という言葉から来ています。

「セラピー」は、therapy(セラピー)=治療、療法ですね。

なので、hypnotherapy=催眠療法なのです。

催眠状態ってどんな状態?

催眠状態とはいったいどんな状態なのでしょう?
 
「睡眠」とは違いますよ!:D

催眠状態とは、簡単に言ってしまうと、顕在意識と潜在意識がつながった状態のことです。

顕在意識とは、普段、私たちが起きているときの意識状態です。

物事を論理的に考えたり理解したり、いろんなことを判断したりする理性の力が働いている状態。

でも、その顕在意識の下には、広大な潜在意識(無意識)の世界が広がっているのです。潜在意識は、感情や感覚、直感、記憶、想像力などの世界で、幼少期から現在に至るまでのありとあらゆる記憶や感情が残っています。

その記憶や感情が、ポジティブなものであろうとも、ネガティブなものであろうとも、すべてが蓄積されていて、現在の私たちを作っているのです。

だから、顕在意識のうえでは、「何も問題なんかない」と思っていたとしても、潜在意識に抑圧されたものがたくさん溜まっていたとしたら・・・。どこかスッキリしない状態で生きることになったり、やがて肉体の反応として病気となって出てきたりするのですね。

本来、人は、顕在意識の理性で自分をコントロールしていますが、コントロールしきれない部分も本当はあるのです。

潜在意識からの影響を無意識に受け続けて生きているからです。

意識の世界

ヒトが認識している顕在意識の世界なんて、実は微々たるものなんです。

意識の世界を100とすると、顕在意識の世界は10ぐらい。

残りの90のうちの80は、潜在意識の世界なんです。

そして、そのさらに奥には、超意識の世界が広がっています。私たちみんなの集合的無意識や、アカシックレコードと言われるものだったり。

これがいわゆる「ワンネス」の意識なのですが、これはまた別のお話なので、別の機会に。

催眠状態になると?

さて、顕在意識と潜在意識がつながった状態。それが催眠状態なのですが、その状態になるとどうなるのでしょうか。

ちなみに、私たちは、「あ、今潜在意識とつながってる・・!」などとは意識することができません(笑)

でも、実は、日常生活の中で、ふとした瞬間に潜在意識につながった催眠状態は結構あったりするのです。でもそれは、あまり意識できないので、ふと我に返ったときに、「あ、もしかして今のが・・・」と思う程度かもしれません。

さて、潜在意識につながった催眠状態になると、意識的に潜在意識にアクセスすることができるようになるわけです。

顕在意識がはっきりした状態のまま、潜在意識を旅していく、そんな感覚でしょうか。とは言っても、そんなに大それたことではありません。目を閉じて、昔の記憶を辿っていったり、イマジネーションを広げていろいろな想像(妄想)を繰り広げていく、そんな感じに近いです(笑)

催眠状態になることで、潜在意識にアクセスすることが出来るようになります。そして、問題となっている記憶や感情をを呼び起こして、それを確認したり、書き換えたりするのです。

要するに、新しい記憶に上書きしてしまおう!というのが、催眠療法なのですね。