こんにちは。
昨日の記事で、月星座について書きましたが、今日はもうちょっと詳しくお話しますね。
西洋占星術で使う惑星は全部で10個あり、その中に太陽も月も含まれています。
そして、この太陽と月は、私たちの根本的な性質を表しているんですね。
この記事の目次
女性は月星座を体感しやすい
太陽星座は、私たちの意識の中心にあるもの。意識して目指している方向性です。
この太陽星座と一体になることを目指して、私たちは人生を歩んでいる、そんなイメージです。私たちにとって一番大事な、大事な「自分」という意識なんですね。
一方、月星座は、もっと無意識的に、日常的に、私たちが使っている性質なんですね。
たとえば、なにかの出来事があったとき。誰かになにかを言われたとき。
そのときにどんな反応をしていますか?
もしかしたら、いったん心で感じたことと、その後に出て来る言葉や、取る態度はぜんぜん違ってくるかもしれませんね。
何かを頼まれて、
「やりたくないな」
と月が感じたとしても、それを理性が抑えこんで、
「大丈夫ですよ」
なんて太陽が答えてしまうんですね。
こんなふうに、月というのは、なにかあったときに一番最初にくるリアクション(反応)であり、感情を表しているんですね。
そして、この「反応」というのは、日々の生活の中で繰り返されています。
私たちの日常生活は、この「反応」の繰り返しと言っても過言ではないですね。
まずは、月で反応する。月に人格があるのなら、いつも一緒にいる親友のような存在です:)
だから、この「月星座」のほうが自分の性格にしっくり当てはまる、と思う人も多いです。
女性の場合は特にそうですね。
「女性は感情的である」とよく言われますが、まさに「月=感情」なのでね。
男性よりも、自分の感情に素直で敏感な女性は、月星座の性質を知ると「すごくよく分かる。当たっている!」となるんですね。
さらに、太陽星座と月星座の性質がぜんぜん違っていたりすると、太陽星座はピンと来ないけど、月星座はすごくよく分かる!なんてこともあったりします。
男性は心からリラックスすると月星座を見せる
月は、日常生活のあらゆる場面で私たちを左右する「感情」であり「気分」なんですね。そしてその感情や気分というのは、実際の月が満ち欠けするように、上がったり下がったり、良くなったり悪くなったりと、移り変わりやすいものでもあります。
仕事をしているときなどの社会的な場面では、実際は「月」がいろいろ感じていたとしても、それをそのまま出したりはしませんね。
自分が感情的だとか、気分が変わりやすいなどということは、むしろ出さないようにすることでしょう。
だから、仕事が人生の大半を占める男性などは、自分の「月星座」を自覚できていない人も多かったりするのですね。
でも、どんなに仕事の面ではキリッとしている男性だったとしても、まったく気を使わなくても良い家族やパートナー、友人などの前では、月星座が出てきます。
月星座が、たとえば、甘えん坊気質のうお座(失礼w)などにあったりすると、家ではほにゃ〜っとしているのですね。
いくら外ではキリッとふるまっていようとも、家族からは「なんてダメダメなんだ!」なんて思われていたりするのです:)
そんなギャップを垣間見ることができるので、太陽と月の星座を読み解いていくと面白いですよ!
太陽の目標に向かって、月でアプローチしていく
太陽も月も、私たちのコアな気質を表しています。
太陽がメインキャラクターだとすると、月はサブキャラクター、みたいな感じでしょうか。
太陽が社長だとすると、月はよく動き回る秘書のようなイメージ・・・かな:)
どちらも私たちの本質的な顔であり、とても大事な性質です。
太陽星座の目標や目的に向かって、月星座でアプローチしていく、そんなふうにも見ることができますね。
月星座が象徴するものはたくさんあります。
それをここでまとめておきますね。
・感情
・気分
・反応
・好み
・女性性
・母親
・妻(男性の場合)
・自分(女性の場合)
・子供
・私たちを癒し育むもの
・幼少期
・子供時代の気質
月は私たちの母親のイメージでもある
ちなみにですが、「月」は私たちの中にある女性性も象徴しています。
「月」は女性性の象徴=母親像であり、妻像(男性にとっては)であり、自分像(女性にとっては)なんですね。
私たちは、自分の中にある女性性を、生まれてから最初に関わることになる、自分の母親に投影するんですね。
私たちは母親のことを、自分の「月星座」の性質のように見ているのです。
そして、女性の場合は、良くも悪くも、その同じ性質を踏襲していくのですね。
なぜなら、母親の中に見ていたものは、自分の中にあるものに他ならないからです。
そして男性は、母親と同じものを自分の妻にも見出していく、そんなふうになっています。
ちょっと心理学的なお話ですが。。
だから、たとえいくら母親が嫌いだったとしても、母親と同じようにはならない、と思っていたとしても、同じような性質を自分が体現していることに、気づくときがやってくるかもしれませんね。
一感想。
月星座いて座の私なんですが、子供時代ガキ大将でした。(笑)面倒見のいい姉御肌。なんか、自分の素って、親分タイプで、基本的に楽観的でした。しかし、家庭では父方祖母が古い人間で、結構重圧でした。育った地域がローカルでしたので、古いものには興味がなかったです。
自分がいて座的な感じがあるのは、小学校時代まで。
でも根底にこの気質はあるのでしょうね。気が付かないが…
中学生になると、だんだん批判的になる。
アセンダント乙女座も案外私の中で大きい。思春期・青年期は乙女座の批判的精神が全開して、世の中の矛盾に腹を立てていました。
太陽・水星ふたご座でも、自分はあまりふたご座的な人間ではないという感じ。
ホロスコープの面白さって、人の多面性を知ることです。それとその人の価値観とか原動力とか、こっそり調べると案外納得する。
私はど素人ですが、人の多様さ多面性とか理解するのに結構よくできたツールだなという感じがしました。
なぜか心理テスト、描画テストと似ているのでびっくり。
>ジェミニさま
コメントありがとうございます!!
月いて座なら、本来はとっても自由で遠くまで意識が飛んでいかれるのではないでしょうか。
日常的な物事への対処はアセンダントのおとめ座がしっかりとやってくれるのでしょうね。
私たちは、一概に「こんな性格」とは言えない存在です。
多面的だからこそ面白い。
占星術でみていくと、本当にそれがよく分かります。
「惑星の年齢域」の記事も書いてあるので、ぜひ読んでみてくださいね:D
>kanon様
本当に占星術って人間科学みたいです。古代の学問だから当たり前か…でもよくできたもの。昔の人は頭良かったんですね。洋の東西問わず。
不思議ですが、ホロスコープって、読み方が多様で、解釈も自由度がある。
(これって超心理テストとか箱庭療法とか絵画療法と似ている。)
私が以外にも役に立つのは、土星です。サタンはちょっと不気味ですが、「地に足つけて形を作れ」って生きるのに一番重要ですからね。天王星も変革・革命というと「ちょっと怖いな」ですが、世の中は変化し続けるものなので、そういう事態とどう向き合うか…この先AIに仕事を取られる、そういう世界になったとき、「どう対応できるか考えておいて」という宿題。(答えは見つからないです)
私は、学生時代、教育・心理系の専門でした。「かに座金星10ハウス」が私の仕事と関係しているんでしょうが、人生を振り返ると、面白いもんです。
小さな時から、人を育てるとか、健康とかそういうことに興味があったんですが、ホロスコープを見て、「ああ、これりゃそうなるわ」と超納得。逆に、自分がこの道を選んだことに後悔しなくなりました。
親に反対されようと、自分で嫌悪感を感じようと、私にはこれしかなかったんだと思います。
不正が嫌いなのは、乙女座のアセンダントだけではなく、「火星天秤座第一ハウス」が大いに影響していると、納得。曲がったことが大嫌いでした。それで軋轢があり損もしていますが(笑)
なんかこのブログとか読んで人生を納得しています。不思議な気持ち。
>ジェミニさま
占星術は、まさに心理学なんですよ:D
占星術の解釈はたくさんありますが、「心理占星術」という解釈もありますので、
お読みになると面白いと思います。
オススメです。