こんにちは。
今日からまた西洋占星術のお話を書いていきますね。
今回は、月星座について。
この記事の目次
月星座を出すには出生時間が必要
以前から、太陽星座のことについては書いてきましたが、覚えていますか?
太陽星座は、私たちが生まれたときに、太陽が何座にあったのか、ということを意味しているんですね。
で、占星術では、太陽も含めて10個の惑星を見ていくんですね。
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。
太陽以外のそれぞれの惑星も、生まれたときに何座にあったのかというのを算出して、いろいろと読み解いていくわけです。
さて、この10個の惑星の中でも、月星座はとても動きが早く、だいたい1つの星座を2日半で移動します。なので、出生時間が正確にわかっていないと、正確に算出するのが難しいんですね。
動きの遅い惑星になると、たとえば冥王星などは、1ヶ月で1つの星座を1度進むか進まないか、なんてこともザラなんですね。
そうなると、出生時間が正確に分からなくても、その月に生まれた人は同じ星座の同じ度数、ということになるんですね。
出生時間がわからない場合は
月は、2日半で1つの星座を移動するのですが、言いかえると、2時間で1度進む、ということなのです。
1つの星座は30度でしたね。
ということは、1日で12度進み、2日で24度進み、2日半で30度進んで、次の星座へと移っていくわけです。
正確に出生時間がわからない場合は、だいたいお昼の12時で算出してみてくださいね。
例えば午前0時に月がおひつじ座1度に入った場合。
お昼の12時には、6度進んで、おひつじ座6度になります。
夜の12時には、さらに6度進んで、おひつじ座12度になります。
ということは、お昼の12時で月の星座と度数を出しておけば、誤差は最大でも6度なんですね。
もし、月が7度〜24度の間になれば、誤差の6度を足しても引いても、同じ星座で収まることになります。
だから、出生時間が分からなくて、月星座の度数が7度〜24度になった人は、その月星座だということで確定して大丈夫ですね:)
そして、1度〜6度と、25度〜30度の間になった人は、誤差の最大値である6度を考えると、星座が前後する可能性が出てくるわけですね。
もうこれはしょうがないので、月星座の性格を自分と照らし合わせてみて、自分はどっちだろうか、というのを考えていくしかないですね。
太陽と月は対になっている
さてさて。
月というのは、私たちの何を象徴しているのか、というのを理解すると、「なるほどね〜」と思わせられますよ❣
太陽と月は、対になっています。
男性性(太陽)と女性性(月)、
父性(太陽)と母性(月)、
夫(太陽)と妻(月)、
仕事(太陽)とプライベート(月)、
理性(太陽)と感情(月)、
意識(太陽)と無意識(月)、
などなど。
太陽も月も、私たちの根本的な性質、コアな部分を表しているのですが、太陽はどちらかというと、意識的に自分が目指している方向性なんですね。
で、月の場合は、ほとんど無意識に出て来る性質になります。
完全にリラックスしているときに見せる顔。
もしくは、何かの出来事に対して、瞬時に出て来る無意識の反応なんですね。
太陽は、理性でいったん考えて処理したものを出してきますが、月の場合は考えるのではなく、無意識に出てしまっている、自分ですら気づいていない反応なんですね。
月星座は、私たちの無防備な状態を表している
私たちは、大人になるにつれて、理性で自分の感情をコントロールすることを覚えていきますね。
その理性が、太陽の領域だとしたら、感情面は月の領域になります。
ある意味、月は無防備な私たちの素の状態を表しているんですね。
月は、私たちが子供のときの性質を象徴しています。まだ感情のみで、理性でコントロールすることすら知らない、そんな無防備な子供時代。
その頃は、この月星座を全開にして過ごしているはずです。
だいたい7歳ぐらいまでは、この月の星座で過ごしていると言われます。
それ以降は、徐々に考えたり、大人の仮面をつけ始めていくのでね。
月星座はちょっとずつ影をひそめていくかもしれません。
今や大人になって、私たちはいろいろな自分を意識的に演じたりしていますが、ふとリラックスした瞬間や、気のおけない家族や友人などと一緒にいるときには、この月星座が顔をのぞかせているはずですよ❣
次回は、「月」についてもう少し詳しく解説しますね。
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