こんにちは。
前回は、西洋占星術の「ハウス」の超基本的なところをお伝えしました。
この記事の目次
惑星の配置から傾向を読み取ることができる
ハウスは、1ハウスから12ハウスまで、全部で12室あります。
それぞれのハウスには意味があって、出生図チャート(ホロスコープチャート)では、どのハウスにどんな惑星が入っているのかを見ることで、私たちがどんな性質を持っているのかを、より詳しくみていくことができるんですね。
惑星は全部で10個でしたね。
ハウスは12室あるので、仮に惑星が1つずつバラバラにいろんなハウスに配置されたとしても、なにも入らないハウスが2つは出てきます。
でも、実際に出生図チャートを作成してみると、1つのハウスに3つも4つも惑星が入っていたり、連続するハウスに惑星が集中して入っていたりと、かなり偏りが出ることも多いです。
そして、この「偏り」が、私たちの個性でもあったりするのですね。
では、惑星がどのように配置されているか、いくつかのケースに分けて、どんな傾向があるかを見ていきましょう❣
この惑星の配置からでも、ザックリと大きく私たちの性質を見ることが可能なんですね。
ホロスコープチャート作成は、こちらのサイトに、ご自分の生年月日、生まれた時間(必須!)、生まれた場所を入力してみてくださいね。
※出生時間が分からない場合は、「ハウス」は正確に出すことができません。
チャートを4つのエリアに分けて見ていこう
まず、出生図チャート(ホロスコープチャート)を、上半分、下半分、左半分、右半分エリアに、大きく分けて見ていきましょう。
それぞれのエリアに、惑星が7つ以上ある場合は、そのエリアの意味が、大きく影響をしていると考えられます。
上半分エリア:第7ハウスから第12ハウスまでに、惑星が7つ以上ある
【第7ハウスから第12ハウスまでに、惑星が7つ以上ある状態】
第1ハウスと第7ハウスを結ぶ線を「地平線」と考えてみてくださいね。
実際、第1ハウスのスタートラインは、「アセンダント(ASC)」と呼ばれるとっても重要なポイントなのですが、このスタート地点は、私たちが生まれた瞬間の東の地平線にあった星座なんですね。
7ハウスから12ハウスまでは、地平線の上、というイメージです。
ここに惑星がたくさんある人は、外に向かって働きかけたい気持ちが強くなるんですね。
自分の考えや、行動範囲を広げることにとても意欲的です。
社会へ自分の力をアピールしたい気持ちが強いので、プライベートよりも、仕事や社会的な活動を重視して動き回ることになりそうです。
いくつになっても社会との関わりを持ち続けることが、開運につながりますよ!
下半分エリア:第1ハウスから第6ハウスまでに、惑星が7つ以上ある
【第1ハウスから第6ハウスまでに、惑星が7つ以上ある状態】
1ハウスから6ハウスまでは、地平線の下、というイメージです。
ここに惑星がたくさんある人は、自分自身や家族など、身近なものごとに関心が向くんですね。
どちらかというと、自分のテリトリーを固めるために行動する傾向があって、生活や家庭・家族など、自分の基盤となる場所を充実させたい気持ちが強くなりますね。
仕事でも、自分のやりたいことを優先させるので、興味が持てる分野であることや、やりがいを優先して選んでいくでしょう。
自分自身がいかに満足できるかということにポイントをおくことが、開運につながりますよ!
左半分エリア:第10ハウスから第3ハウスまでに、惑星が7つ以上ある
【第10ハウスから第3ハウスまでに、惑星が7つ以上ある状態】
第1ハウスのスタートラインは、東の地平線を意味しています。
左半分のエリアは、太陽が上っていく東半分のエリアとも言えるんですね。
太陽は、私たちの「自分という意識」を象徴していましたね。
なので、太陽が上っていく東半分のエリア(左半分)に、惑星がたくさんある人は、自分の価値観を大切にしていて、まわりにしっかりと自己主張していく傾向があります。
自分から積極的に働きかけたり、リーダーシップを取りたい気持ちが強いのですね。
まわりのことはあまり気にしないで、マイペースにやっていくタイプです:)
積極的で前向きな行動が運を呼び込みます。
人の敷いたレールに従うよりは、自分の信念ややり方を貫いていきましょうね!
右半分エリア:第4ハウスから第9ハウスまでに、惑星が7つ以上ある
【第4ハウスから第9ハウスまでに、惑星が7つ以上ある状態】
第7ハウスのスタートラインは、西の地平線を意味しています。
右半分のエリアは、太陽が下降していく西半分のエリアとも言えるんですね。
このエリアに惑星がたくさんある人は、自己主張する前に、まずはまわりの人の意見を聞こうとする傾向があります。
その場の空気を読もうとするので、自分から率先して行動するよりは、まわりの反応を見てから動こうとするでしょうね。
どちらかというと、人との繫がりの中で、自分の能力を活かしていくタイプになります。
まわりからのアドバイスや援助によって運が開ける傾向にあるので、仕事でも恋愛でも、紹介や勧めに従うと、良いご縁がありそうですよ!
雑感です。
面白いですね。
私はこの図で言うと、社会的で積極的タイプ。子供は社会的でも、45689ハウスに惑星が入っている、状況判断、状況把握してから自分を出していくタイプです。特に、娘はみずがめ座人間です。親が考えているよりずっと冷静かもしれません。なんか、私は子供が結構頭で考えるタイプなんだなと思いました。私は、よく言えば活動的で柔軟ですが、子供は不動宮が多く、風が5つ、信念曲げないタイプ。親子で似ている面もあるが、全然違っている。なんか子供を見直しました。意外と冷静なんだと子供をなめたらあかんぜよ、子供は自分で人生を考えている(笑)
>ジェミニさま
親子間ではタイプが違うほうが、関係はうまくいくかもしれませんね。
自分とは違うからこそ、ぶつからないで済むかもしれません。
不動が強いお子さんには、動くことの楽しさや柔軟性をお母様が見せてあげられると良いですね:D
雑感2
親子である程度バトルして、ある程度相手と距離を取ってとかいうことを学んでいくんだろうと思います。
親子でガチバトルができる子供は恵まれていると思います。
私は仕事をして、悲惨な家庭環境の人と出会ってきました。そもそも反抗する親が不在とか…
うざい親がいるだけでもそれは幸せなことです。
>ジェミニさま
どんな環境からも学ぶことがあるのですね。
特に親子関係や家庭環境は重要な影響を私たちに及ぼしますので、
ふつうと違う場合は、きっとご本人がそこから何かを学ぶことを意図して
生まれたのではないかな、と。
私はそう思っています。
kanon様
☆共育、地域社会の力
ご丁寧にありがとうございます。
>ふつうと違う場合は、きっとご本人がそこから何かを学ぶことを意図して
生まれたのではないかな
すごく含蓄がある言葉だなと思いました。
凄いですね!
私はなかなかその境地に達することができないでいます。
いろいろな感情が刺激されちゃって。
虐待とかネグレクトとかそんな状況下で育った子供たちが、どうやって大人になるんだろうと、胸を痛めていました。
地域社会が子供を育てる。子供を社会で考えていく、そういう時代でしょう。私が子供時代はそれが当たり前でした。子供会とか地域でのイベントとか。私が子供だった時は、友達の家でご飯食べてこともあります。みんなで共に育てる。人と人がつながることがいかに素晴らしいか!子供を守るつながりを作るだけでも意味あがあることと再認識しました。それは結局子供だけではなく、みんなが大事にされる社会であることだろうと思います。
なんか昔キャンディ・キャンディを見て、キャンディが逞しく生きる姿に感動していました。みんながキャンディのようになれるわけではない。しかし、できるだけキャンディになれるようにサポートしていきたい。それが大人の義務なんでしょう。他人の子供であったととしても。逆境を跳ね返す力を育てていける社会でありたいものです。