こんにちは。

ここ何回か、西洋占星術で使う天体の1つである「月」について書いていますが、実は「月」という天体はとても奥深くて、いくらでも語ることができるほどなんですね。
その奥深さと言ったら、占星術で使う10天体の中でも1番と言ってもいいほどです。

「月」については、これからも機会があったら書いていこうと思いますが、今日は、太陽星座と月星座から、私たちのメインキャラクター(太陽)とサブキャラクター(月)のコンビネーションを見ていきましょう。

太陽星座も月星座も、私たちのコアな部分を表していますが、太陽星座は大きな方針や目的を打ち出す「社長」で、月星座は社長の意志を遂行していく「秘書」のような感じでイメージしてみてくださいね。

ここで、社長(太陽)と秘書(月)のエネルギーに親和性があれば、とてもスムーズに、かゆいところに手が届く!みたいな感じで秘書が仕事をしてくれそうですね。

でも、このエネルギーがぶつかり合っていたりすると、社長も秘書も、「なんか違うんだよなぁ」という違和感を覚えやすくなるんですね。

自分の中で、この社長(太陽)と秘書(月)がどのような関係なのか、これから読み解いていきましょう。

この記事の目次

太陽星座と月星座を調べましょう

まずは、自分の太陽星座と月星座を出してみましょう。

こちらのサイトに、ご自分の生年月日、分かる方は生まれた時間も、生まれた場所を入力してみてくださいね。
出生時間がまったく分からない方は、正午(お昼の12時)で入力してください。

「作成する」ボタンを押すと、ホロスコープチャートが作成されると同時に、「天体位置表」という一覧表も出てくると思います。
この表に、太陽と月の星座が書いてありますね。

※月の星座は、出生時間が正確に分からないと、本来は正確には分かりません。ですが、出生時間が不明な人で、正午を入力して出てきた星座の度数が、7度~24度の場合は(たとえば、おひつじ座7度~24度、おうし座7度~24度、など)、その星座を月星座として考えてOKです。
これに当てはまらない度数の場合は、月星座が前後にずれることもあります。

太陽星座と月星座のコンビネーションを見ていきましょう

太陽星座と月星座が同じ場合

この場合は、社長(太陽)と秘書(月)の意気はピッタリですね!
自分の中の意識に矛盾がないので、迷いなく物事を進めていくことができそうですね。
ただ、太陽も月も同じ星座だと、その星座が強調されてその星座の力は強くなりますが、ちょっと視野は狭くなるかもしれません。
まわりから見たら、裏表のない、とてもわかりやすい人、ということになりますね。

太陽星座と月星座が同じエレメントの場合

4つのエレメント、覚えていますか?
火(おひつじ座、しし座、いて座)
地(おうし座、おとめ座、やぎ座)
風(ふたご座、てんびん座、みずがめ座)
水(かに座、さそり座、うお座)

エレメントが同じということは、価値観が同じということでしたね。
この場合も、エネルギーの流れはスムーズです。

社長(太陽)の要望に対して、秘書(月)はよく社長の意図をくみとって、スムーズに事を進めてくれそうですね。
かゆいところに手が届く、違和感のない組み合わせですね。
まわりから見たら、とても素直な人に見えるでしょう。

太陽星座と月星座が火&風のエレメント、または地&水のエレメントの場合

火と風のエレメントコンビと、地と水のエレメントコンビは、男性星座同士、女性星座同士で、価値観は違うけれど、仲良しでお互いにサポートし合うんでしたね。

だから、この場合も社長(太陽)の要望に対して、いろんな提案を秘書(月)がしつつ、創意工夫しながら物事を遂行していきそうですね。
2つのエレメントが入るので、視野は広くなりますね。

太陽星座と月星座が同じ行動タイプの場合

3つの行動タイプ、覚えていますか?
活動タイプ(おひつじ座、かに座、てんびん座、やぎ座)
不動タイプ(おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座)
柔軟タイプ(ふたご座、おとめ座、いて座、うお座)

同じ行動タイプの場合は、お互いがぶつかり合ってしまうんでしたね。
行動タイプは同じでも、エレメントがバラバラなんですね。
まったく違う価値観のもとに、それぞれが行動しているんでしたね。

だから、社長(太陽)の命令に対して、秘書(月)は、「こっちのほうがいいと思います!」という感じで、ちょっと驚くような方向からアプローチしていくわけですね。
それは、社長もまったく想定していなかったヨ!という感じでしょうか。

違う価値観に基づいて社長も秘書も行動しているので、うまくやっていこうと思うと、どちらかの価値観に合わせる必要があるんですね。
でも、どちらか一方を立てれば、もう一方は否定されているように感じてしまうんですね。
だから、自分の中では葛藤やストレスを抱えやすいかもしれません。

でも、このコンビネーションは、なかなかスムーズにいかない分、「なんとかしよう」という強い意思が働くんですね。
その結果、葛藤を乗り越えたときには、素晴らしい成果を手にしている、そんなふうになりやすいんですよ:)

太陽星座と月星座が正反対の星座の場合

正反対に位置する星座、覚えていますか?組み合わせは6つです。
おひつじ座ーてんびん座
おうし座ーさそり座
ふたご座ーいて座
かに座ーやぎ座
しし座ーみずがめ座
おとめ座ーうお座

正反対に位置するということは、社長(太陽)も秘書(月)も、対等な力で君臨している、みたいな感じです。

エレメント的には、お互いにサポートし合うので、その部分では葛藤はないのですが、お互いの力加減が難しいんですね。
どちらかに強く引っ張ろうとすると、もう一方も強く引っ張り返してくる・・・そんなイメージです。

常にピンと張り詰めたような緊張感は、どうしてもついてきてしまいそうですね。
でもその中で、どちらかに偏りすぎることなく、うまくバランスを取ることを覚えていくと良いですね。

ちなみに、この正反対の星座の場合は、上に挙げた2つの項目も参考にしてみてくださいね。
「太陽星座と月星座が火&風のエレメントまたは地&水のエレメントの場合」と、「太陽星座と月星座が同じ行動タイプの場合」にも当てはまるのでね。

太陽星座と月星座が両隣、または正反対の両隣の場合

これは、今回はじめて出てくるのかな。
おひつじ座にとって両隣は、うお座とおうし座、正反対の両隣は、おとめ座とさそり座
おうし座にとって両隣は、おひつじ座とふたご座、正反対の両隣は、てんびん座といて座
ふたご座にとって両隣は、おうし座とかに座、正反対の両隣は、さそり座とやぎ座
かに座にとって両隣は、ふたご座としし座、正反対の両隣は、いて座とみずがめ座
しし座にとって両隣は、かに座とおとめ座、正反対の両隣は、やぎ座とうお座
おとめ座にとって両隣は、しし座とてんびん座、正反対の両隣は、みずがめ座とおひつじ座
てんびん座にとって両隣は、おとめ座とさそり座、正反対の両隣は、うお座とおうし座
さそり座にとっての両隣は、てんびん座といて座、正反対の両隣は、おひつじ座とふたご座
いて座にとっての両隣は、さそり座とやぎ座、正反対の両隣は、おうし座とかに座
やぎ座にとっての両隣は、いて座とみずがめ座、正反対に両隣は、ふたぎ座としし座
みずがめ座にとっての両隣は、やぎ座とうお座、正反対の両隣は、かに座とおとめ座
うお座にとっての両隣は、やぎ座とおひつじ座、正反対に両隣は、しし座とてんびん座

このコンビネーションは、実はなにも共通項がないんですね。
2区分の男性星座・女性星座がバラバラで、
3区分の行動パターンがバラバラで、
4区分のエレメントもバラバラなんですね。

社長(太陽)が何かを目標にしたとしても、秘書(月)はぜ~んぜん違うことを考えていたりするんですね。その逆もしかり。

だから、お互いが意思疎通できるように、ちゃんと分かるように時間をかけて説明してあげるとか、お互いの力をうまく使っていくための努力をするとか、なんらかの調整が必要になるんですね。
物事の達成には時間をかけると良さそうですね。

この太陽と月のコンビネーションを持つ場合は、自分の中に、まったくの別人が存在している、そんなふうに感じる人もいるかもしれませんね。
でも、2区分~4区分まで、あらゆる要素を持っているので、いろいろなタイプの人を理解できるんですよ:D

12星座のグループ分けについては、こちらの記事を読んでみて下さいね。