こんにちは。

昨日の記事で、12星座は、火・地・風・水4つのエレメントに分けられていて、それぞれのエレメントは、私たち人間の持つ4つの機能を象徴しているということをお伝えしました。

「火」は直感機能を、「地」は感覚機能を、「風」は思考機能を、「水」は感情機能を象徴しています。

どの機能も、私たち人間にもともと備わっているものです。バランス良くすべての機能を使いこなすためにも、今日は、みなさん自身が、4つの機能のうちどれが発達しているのか、未発達の機能があるのか、それを調べてみましょう。

簡単に調べる方法をご紹介しますね。

この記事の目次

自分のホロスコープを作成してみよう

西洋占星術で使う惑星の数は、全部で10個です。
その惑星それぞれが、12星座のうち何座に入っているのかを調べてみましょう。

こちらのサイトに、ご自分の生年月日、分かる方は生まれた時間も、生まれた場所を入力してみてくださいね。
出生時間がまったく分からない方は、正午(お昼の12時)で入力してください。

「作成する」ボタンを押すと、ホロスコープチャートが作成されると同時に、「天体位置表」という一覧表も出てくると思います。
この表に、太陽から冥王星まで10個の惑星の名前があり、その右側に星座が書かれていますね。この星座をピックアップしていきましょう❣

※月の星座は、出生時間が正確に分からないと、本来は正確には分かりません。ですが、出生時間が不明な人で、正午を入力して出てきた星座の度数が、7度~24度の場合は(たとえば、おひつじ座7度~24度、おうし座7度~24度、など)、その星座を月星座として考えてOKです。
これに当てはまらない度数の場合は、月星座が前後にずれることもあります。

それでは、いくつか例をあげてみますね。

例1)2017年8月19日、正午に東京都墨田区で生まれた人の場合

2017年8月19日、正午に東京都墨田区で生まれた人の場合

太陽:しし座(火)
月:かに座(水)
水星:おとめ座(地)
金星:かに座(水)
火星:しし座(火)
木星:てんびん座(風)
土星:いて座(火)
天王星:おひつじ座(火)
海王星:うお座(水)
冥王星:やぎ座(地)

4つのエレメントごとにカウントすると、
火が4、地が2、風が1、水が3
となります。

結構バランスは取れているのですが、「風」が木星に1つと少ないかもしれませんね。
「風」が弱いということで、物事を客観的に見ることがちょっと苦手かもしれませんね。また、「風」はコミュニケーション能力も司っているので、誰かと意見交換したり、情報収集したりする力も少し弱いかもしれません。

「火」と「水」が優勢なので、物事は直感的に判断しているのですが、まわりの人の感情を無視して決めたり、ということはなさそうです。特に親しい人の気持ちはちゃんと考慮するでしょう。

「風」の意味する思考能力を鍛えるように意識していくと、よりバランスの取れた生き方ができそうですね。

例2)1994年7月3日、午前7時30分に北海道札幌市で生まれた人の場合

1994年7月3日、午前7時30分に北海道札幌市で生まれた人の場合

太陽:かに座(水)
月:おうし座(地)
水星:かに座(水)
金星:しし座(火)
火星:おうし座(地)
木星:さそり座(水)
土星:うお座(水)
天王星:やぎ座(地)
海王星:やぎ座(地)
冥王星:さそり座(水)

4つのエレメントごとにカウントすると、
火が1、地が4、風が0、水が5
となります。

「地」と「水」がほとんどを占めていますね。「火」が1つで「風」に至っては0です。
こんな感じで極端な配分になることも、実は結構あったりするんですね。

この場合、「水」や「地」は女性星座なのでね。受容的・受動的な性質がとても強くなりますね。まわりの人とのつながりを大事にし、安心できる場所で安心できる人々に囲まれて、変化なく過ごすことを好みそうですね。

その一方で、「火」や「風」といった男性星座のエネルギーが不足しているので、積極的に自己主張したり、世界を広げようという意欲に欠けるかもしれません。

「水」や「地」が強くなりすぎると、どうしても自分にとって心地よいかどうかだけが判断基準になってしまい、小さくまとまりやすくなってしまいます。
もっと大きな視点で世界をとらえて、自分の個性を活かしていくことを考えると成長がありそうですね。

こんな感じで見ていくことができます。

エレメント配分を読むポイント

いくつかポイントを挙げておきますので、参考にしながら、自分がどの機能が発達し、どの機能が未発達なのか、チェックしてみてくださいね。

1.火・地・風・水のエレメントの中で、2つのエレメントが強力な場合、太陽の入っているエレメントを重視します。

2.2つのエレメントが強力だけど、どちらにも太陽が入っていない場合は、月の入っているエレメントを重視します。太陽も月も入っていない場合は、水星、金星、火星を重視します。

3.火・地・風・水のエレメントの中で、0個や1個のエレメントがある場合は、そのエレメントの機能がかなり未発達であることを意味しています。意識してこれらの機能を鍛える必要がありますね。

4.4つのエレメントのバランス配分が良い人は、人物的にもバランスがとれていると見ることができます。ですが、強烈な個性には欠けているかもしれません:)

対極にある機能が両方強い場合は

4つの機能のうち、「火」の直感機能と、「地」の感覚機能は、対極に位置しています。
また、「風」の思考機能と、「水」の感情機能も対極に位置しています。

というのは、直感(第六感)を使うときは感覚(五感)はお休みしているし、感覚を使っているときは、直感がお休みしているからです。

同じように、思考を使っているときは、感情はお休みしていて、感情を使っているときは、思考はお休みしています。

そのため、対極に位置するエレメントが、自分のホロスコープチャートの中で強調されている場合(たとえば、「火」と「地」が2つとも強い、「風」と「水」が2つとも強い場合)は、自分の中に相反する2つの性質が存在するような感覚になるかもしれません。

でも、両方とも自分の中にある、発達した機能であることに変わりはありません。
自分なりに試行錯誤しながら、時と場合に応じてうまく使いこなすことを意識すると良いですよ❣