こんにちは。
ヒプノセラピー(催眠療法)でよくいただくご質問に、
「自分が見ている過去世が、正しいものなのか、自分で想像して作り上げているのか分からない」というのがあります。
この記事の目次
正しい過去世を見ているの?
年齢退行の場合は、今の自分の人生の中で、特定の場面へと退行していくので、なんとな~く記憶に残っていたり、こんな感じだろうな、と想像がついたりするんですね。
そのような意味では、あまり違和感のない場面だったりするので、みなさんはどこかで安心ができるんですね。
ですが、過去世へと退行していく場合。
この場合は、いったいなにが出てくるのか、どんな場面なのか、どんな感じなのか、まったく想像ができないのでね。
そもそも自分がどんな人物なのかも、まったく分からないわけです。
みなさんが、「本当にこれでいいのかな?」と不安を感じるのも当然なんですね。
催眠状態でも、ちゃんと意識はあるよ
初めて催眠状態になった人は、催眠中は、自分が催眠にかかっているとは思えないかもしれません。
なぜなら、「催眠状態」と言っても、ぜ~んぜん特別な状態ではないからです。
みなさん、「催眠」というと、なにやら怪しい感じもするし、なにかすごい状態に自分がなってしまうんじゃないか、という先入観があるんですね。
でも、催眠状態とは、「目を閉じて、とてもリラックスした状態」になるだけなんです。
ゆったりと呼吸しながら、思考をお休みさせていく。心と身体の緊張を、解き放っていく。それだけなんですね。
だから、うまくリラックスすることができる人ならば、簡単に催眠状態に入ることができます。
でも、左脳がバリバリに働いていて、セラピストの言うことをいろいろ分析したり、「自分は催眠にかかるだろうか・・・」などと考えていたりすると、ぜんぜんリラックスできないんですね。そうなると、催眠に入るのにちょっと時間がかかってしまうかもしれませんね。
とにかく思考をお休みさせること。力を抜いて、ダラ~っとしちゃってくださいね。
そして、リラックスしていても、私たちの意識はちゃんとあります!
催眠状態になるということは、意識がなくなるということではないんですね。
意識があるから、「もしかしてまだ催眠にかかっていないのかしら?」と思うかもしれません。
意識があるから、「自分が勝手にいろいろと想像して創作してるんじゃないかしら?」と思うかもしれません。
でも、そうではないんですね。
潜在意識は必要なものを見せてくれる
とてもリラックスした状態になると、潜在意識のフタがあいて、昔の記憶が当たり前のようによみがえってきたり、その場面にまるで自分がいるかのように、いろいろと体感することができるんですね。
たとえそれが、今の自分はまったく知り得ない過去世だったとしてもです。
はじめは、なんとな~くこんな感じ、とか、こんなふうに見えるような気がする、という曖昧な感じかもしれません。
でも、それで充分なんです。
しっかりはっきりすべてを明瞭に見る必要はないんですね。
だんだんとこんな感じかな、とつかむことができると、その世界に入り込んでいくことができるので、安心してくださいね。
そして、そのときに見えたり感じたりしたものは、私たちにとって必要だから出てきているのですね。
それが潜在意識から自然に出てきたものなのか、私たちが想像して作り上げたものなのか、というのは、実はどちらでも構わないのです。
仮にそれが、私たちが想像して作り上げたものだったとしても、今必要だからその場面を想像して見ているのです。
だから、見えたり感じたりしたものが本当なのかどうか、ということを疑う必要はぜんぜんないのですね:)
私たちの潜在意識はとても賢くて、私たちに必要なメッセージを、私たちが受け取りやすい形で、一生懸命伝えようと頑張ってくれているんですね。
ただ、「必要だから今見ているのだ」ということを意識して、心を開いて受け取ってみてくださいね❣
ワクワクした気持ちで過去世を旅しよう
過去世を旅することは、いちど経験してしまえば、とても面白いと感じられるのではないかと思います。
自分の顕在意識はお休みさせて、潜在意識を信頼してみてください。
どんな場面が出てくるのか、どんな旅になるのか、まったく分からないけれど、必ず私たちに必要なものしか出てこないのでね。
そして、それが事実かどうかということを問うのはナンセンス。
なぜなら、誰もそれが事実かどうかは証明できないからですね。
それはもう自分の魂しか知らないことなのです。
そして、それが事実かどうかはあまり重要ではないということが、過去世を旅すれば分かるはずです。
旅をして感じたことや受け取ったものに意味があり、それこそが重要なのだということが、きっと分かるはずです。
過去世を旅するときは、どうかワクワクした気持ちで、リラックスして楽しんでくださいね❣
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