サイプレスは常緑の高木生針葉樹林で、今までご紹介してきた精油と写真の雰囲気が違うもしれません。

古くから、神聖な木として重宝されていて、「永久に生きる」という意味を持つほど腐りにくいため、古代エジプトでは棺に入れられたそうです。

地中海沿岸一体の庭園や墓地などでサイプレスがよくみられます。

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サイプレスの効用

葉、球果を水蒸気蒸留法

効用:抗菌作用、抗感染作用、制汗作用、血管収縮作用、鎮静作用、利尿作用、鎮咳作用

芳香成分:αピネン、リモネンなど

αピネンはヒノキの香りに多く含まれる森林浴状態をもたらす成分で、気持ちをゆったりと落ち着けるリラックス効果やリフレッシュ効果があるとされています。

セドロールという成分も含まれています。

セドロールは、自律神経系に作用して肉体、精神共に鎮静、リラックス状態を作り出すと考えられていますので、高まった心を鎮めたいとき、イライラしているときにおすすめの精油の一つです。

サイプレスの使用方法

サイプレスはデオドランド効果も高いので、足の匂いが気になる場合にはバケツや湯おけにはったお湯にサイプレスを2、3滴入れて足浴してはいかがでしょうか。

リンパの滞りを改善する作用や、利尿作用もあると考えられているのでむくみ解消も期待できますね。

風邪の感染予防や席の症状を抑える効果も期待できるので、お湯を張ったマグカップに精油を1、2滴入れて、芳香浴をしても良いかもしれません。

*香りを楽しむアロマテラピーではそれほど気にする必要はないのですが、症状の改善を目的とした代替療法としてのメディカルアロマテラピーでは、内容成分の明らかな純度100%の精油を使いましょう。