こんにちは。
昨日はNHKで放送された「シャーロック4」の最終回でしたね~。
エピソード1と2がかなり面白かったから、最終回はどんなになるんだろうと、期待度MAXで見たのですが・・・。
なんか、低予算で時間がない中、無理やり作っちゃいました、みたいな陳腐な演出で、ストーリーも??というところがたくさんありました。
この記事の目次
シャーロック4 エピソード3の感想
(以下、ネタバレ注意)
なによりも、シャーロックの妹のユーラスのキャラがイマイチよく分からなかった・・・。
いやね、あーゆー高機能社会不適合者キャラは嫌いじゃないんです。なんてったってホームズ家の伝統だし:D
最後、シャーロックが自分を見つけてくれて、小さい頃からの孤独を打ち明ける場面とか、かなり好きなのですが。。
でも、常に高圧的な物言いをしてたり、ゲームと称して無感情にバンバン人を殺したり、なんか、“ザ・悪役です”みたいなキャラ設定はどーなんだろ、って。
エピソード2では、シリアルキラーの娘を演じたり、ジョンが通う精神科医に扮してたりと、超演技派!なユーラスの顔を見せてくれてたので、そのままちょっとかわいいキャラなのに殺人鬼、みたいな感じのほうが、より怖く感じられたのに・・・などと、思ってしまったのでした。
まぁ、ユーラスがどんなふうに絡んでくるのかってゆー期待が高すぎたから、余計ガッカリしちゃったのかもしれません。
それにしてもなぁ。。これでシャーロックシリーズは完結してもおかしくない終わり方なのはいいけど、最後のメアリーのDVDメッセージも、とってつけたような感じでシラけてしまったし。
アイリーンが再登場するかな、とワクワクしてたのにぜんぜんだし、モリーへのフォローもされないままだったし、、、と、挙げていけばキリがないのですが、なによりも、もうモリアーティは出禁にしてほしいです:D チクタクうるさいです。
シャーロックはトラウマの記憶を完全に消していた
さてさて。
シャーロックネタ、分からない方には申し訳なかったのですが、なんせ昨日終わったばかりなのでね。ファンとしてはいろいろと評したくなるのです。
で、なぜ私がシャーロックネタを書こうと思ったのかというと、今回のエピソードは、シャーロックが小さい頃に受けたトラウマにまつわる人物や出来事を、完全に消し去っていた、というのがポイントだったのでね。
あまりにも強烈なトラウマを経験すると、それをなかったことにしてしまう、というのは話に聞きますよね。その経験を思い出すとあまりにもつらいから、自己防衛本能が働いて、無意識にそのようにしてしまうのです。
幼かったシャーロック(おそらく6~7歳頃)も、親友を自分の妹に殺されてしまった現実を受け止めきれずに、記憶を書き換えてしまいます。殺された親友は、ペットの犬だったことに、殺人を犯した妹の存在はなかったことに。
そうやって、現在に至るまで、シャーロックはまったく思い出しもせず、親友の存在も妹の存在も忘れ去っているのです。
自分自身に催眠暗示をかけることが出来る
これって、実は、催眠暗示なんですね。
自分自身に、暗示を与えるわけです。
「僕にはかわいがっていた犬のペットがいたけれども死んでしまった」という風に。
事実は、
「僕には親友がいたけれども、彼は僕の妹に殺されてしまった」なのですが、それを受け止めきれずに、無意識のうちに書き換えてしまったのです。
まだ幼いとき、特に8歳くらいまでの幼少期は、顕在意識と潜在意識の境目が曖昧なんですね。とても無防備な状態なので、いろんなことをどんどん吸収していきます。まるでスポンジのように。ある意味、催眠状態なわけです。
だから、そのときに、たとえ事実とは違ったとしても、そう強く思い込んだとしたら、それが本当のデータとして残るのですね。
シャーロックだから、というか、人間の持つ本能ってすごいな、と思います。
マイクロフトもシャーロックに暗示をかけていた?
そして、もう1つ気になったのは、シャーロックの兄のマイクロフトの言葉。
「東の風が来るぞ、シャーロック」と、幼少期の事件後から定期的にマイクロフトはシャーロックに向かって言っていたのですが、これも実は暗示だったんじゃないかな、って思うのです。
シャーロックとしては、この言葉でよく脅されていた、という認識だったようですが、マイクロフトは、シャーロックの記憶が戻っていないか、精神状態を確認するために言っていた、と言っています。
「『東の風が来るぞ、シャーロック』
この言葉を聞くと、7歳のときの出来事を完全に忘れる」
例えばですが、こんなふうな暗示を、催眠療法を使って入れておくわけです。
そして、定期的に「東の風が来るぞ、シャーロック」と声をかければ、その都度暗示が効いていく、というわけなのです。
暗示でラクになることもある
まあ、この催眠暗示に関しては、ドラマ中で言及はなかったし、私の勝手な想像なのですが、あながち間違っていないんじゃないかな、と思います。
記憶を思い出し、再び傷口が開くことを恐れた、兄のマイクロフトと叔父さん(名前忘れてしまた)が、シャーロックに対してできた救済措置だったんじゃないかな、って。
暗示をかけることで、救われることもあったりするのです。
とゆーわけで、今回のシャーロックのエピソードは、別の意味でとても興味深く見ていたのでした~。
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