みんなの魂旅STORY

家族の愛に支えられた人生

A.T.さん(女性)の過去世物語

 港から近くの海が見える家に、私は妻と娘の3人で暮らしていました。私は男性で名前はジョセフ。
 娘は産まれたばかりで、妻がせっせと世話をし、幸せそうな日々を過ごしているように見えましたが、私の表情はどこか曇っていました。

 次の場面でその表情の意味がわかります。
 私は甲冑を着けて馬にまたがっていました。石造りの大きな城から山の方角まで続いている石畳みの上には、たくさんの兵士が整列しています。私は兵士たちを率いる指揮官として、戦いに出発する場面でした。

 次に見えたのは血みどろの戦いの真っ最中です。仲間が次々に倒れていく中、私は右膝を負傷し、仲間に助けられ命をとりとめました。
 収容された修道院では手厚い看護を受けましたが、戦争に負けて多くの仲間を失った悲しみと、生き残ってしまった自分をさいなみ、心は憔悴しきっていました。

 そんな私を励まし勇気づけ助けてくれたのは、妻と小さな娘でした。
 リハビリをしながら前向きに生きる意欲を取り戻した私は、足が不自由ながらも一生懸命働き出しました。
 そして、自分の店を持って商売を続け、成長した娘の花嫁姿を見ることができたのです。

 最後は、心臓発作で息を引き取ったのですが、死の苦しみはほとんどなく、とても穏やかな気持ちでこの世を去ることができました。

この過去世を見た感想は・・・

私は今の人生の中で、右膝の手術を数回受けているのですが、この過去世の戦いの時に受けた痛みをずっと忘れずにいたことに気づかされました。
そして、その時の思いやエゴは、もう手放して前に進んでいいんだよ、と自分に優しくなれました。
看護の道に進んだのも、亡くなった仲間や、私を癒してくれた人たちへの恩返しなのかもしれないなと考えさせられました。

ヒプノセラピーの感想は・・・
この過去世をみれたことで、私を支えてくれた妻は妹でしたし、子供は保育園に通っていた時から今でも仲の良い友達だということがわかりました。 過去世で助けてくれた二人が今も私を助けてくれていることに、感謝の気持ちで胸がいっぱいになりました。 前向きな気持ちでこれからも生きていこうと思える良い経験になりました。ありがとうございました。